ヘーベルハウスのそらのま+批判に物申す

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こんにちは、ゆらなべです。

今回はヘーベルハウスの「そらのま+」についてのお話です。
これは「のきのま」など他のものも同様です。
よくネットで批判を見かけますが、その度にもやもやしてきたのでここで物申しておきたいと思います。

体験に基づく意見に反論するつもりはありません。

実際に「そらのま+」を作ってみたけど、雨が降ったときは使えなくて不便です、みたいな体験談は、確かにもっともなので反論の仕様がありません。
日本では春や秋は周期的に雨が降りますし、梅雨は近年でこそあまり雨が降らない印象がありますが雨の季節です。夏は突然の大雨に注意が必要で、冬には雪が降ります。
確かに利用できないときも多く「そらのま+」を採用するかどうか検討の際には考慮が必要です。
ただ、体験には基づかない、的外れともいえる批判があります。

「そらのま+」を作るならリビングを広くすればよい?

「そらのま+」を批判するときによく言われる言葉です。
それができる人には有効な意見かもしれません。ですが、みんなそれができるのでしょうか。
そこでそもそも「そらのま+」がどういうものかを考えたいと思います。

「そらのま+」とは?

以降、「そらのま+」のプレスリリースよりいろいろ引用させていただきます。

ターゲットとなる人たち

「そらのま+」のプレスリリースには「最近では30~35坪程度の敷地における2階だで住宅の需要が多く存在します。」とあります。
ターゲットとなるのはこういった土地に家を建てる人たちです。

「そらのま」の定義

同様にプレスリリースに「総2階のは小型の建物を基本形状とし、1階部分に個室、日照・通風に恵まれた2階部分にリビングを設置し、リビングと連続する躯体架構の一部を空や外部に向かって開き、壁・天井・窓の設えがある半屋外空間「そらのま」(オープンロッジア)とします。」という風に記述があります。
リビングと「そらのま」をつなぐ開口部に大開口の窓、外への開放面にルーバースクリーンを設置するのが特徴です。

「そらのま+」は狭い敷地向け?

これは都市計画法に基づく用途地域、そして建蔽率と容積率が関係してきます。
「第一種低層住居専用地域」などの場合特に厳しい条件がかけられる場合があります。
以下、極端な例で計算します。

建蔽率

いろいろと細かいところはありますが、「第一種低層住居専用地域」では30、40、50、60%のいずれかが選択されているようです。

仮に35坪の土地で最低の30%だったとすると、

35 × (30/100) = 10.5坪 となります。

1坪 = 約2畳 なので、

1つの階に約21畳の間取りが作れるということになります。

容積率

いろいろと細かいところはありますが、「第一種低層住居専用地域」では50、60、80、100、150、200%のいずれかが選択されているようです。

同様に、仮に35坪の土地で最低の50%だったとすると、

35 × (50/100) = 17.5坪 となります。

1坪 = 約2畳 なので、

全体あわせて約35畳の間取りが作れるということになります。

考えられる間取り

例えば、1階部分に部屋2室(6+10畳)、階段(2畳)、玄関+通路+収納で3畳としましょう。
2階部分は階段(2畳)、風呂(2畳)、洗面所(2畳)、トイレ(1畳)としたら、LDKは7畳しか作れません。

「そらのま」を追加すると

容積率のもととなる延べ床面積には、ベランダ・バルコニーに対して外壁から突出部分の奥行が2m以内の部分は延べ床面積に含めないという特例があります。
この特例をうまく利用すると延べ床面積へのプラスがなく「そらのま」を設置できるようです。

制限を逆手にとって

挙げた例は極端なものでここまで厳しくはないかもしれませんが、本来「そらのま+」とは、十分なリビングスペースを確保できない住宅に対して「そらのま」という半屋外スペースをプラスし、屋外である利点を十分に生かしていこうというものです。

「そらのま」をやめてリビングを広くしたほうが良い、という意見が実践できないからこそのプランであることを踏まえて検討すると、本当の要否がわかってくるのではないでしょうか。



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